
多額の学費を払えない学生は、医師の夢を諦めなければならないのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。先ほど紹介した自治医科大であれば、そういった学費を支援してくれる制度を利用することができます。
医師不足・各地域の医療充実を目指して開校した大学が栃木県にあります。
この自治医科大学は、在学中(6年間)の学費はひとまず学校側が払ってくれます。卒業後に働き出してから少しずつ返済することができます。
さらに、学費が全額免除になる方法も存在します。学校が指定した場所で9年間勤務すると、全額免除となります。大学の開校理由が僻地の医療充実であるので、その地域に貢献することで学費免除してくれます。
しかし、勉強していると自分の行きたい病院が見付かる学生も少なくありません。学費免除を蹴って、進路の自由を選択する人も全体の6割を占めています。
地方での勤務は人が足りないため、先輩の医師から勉強する機会や最先端の技術を学ぶ機会が少なくなってしまいます。
ですが、僻地勤務を選ぶ学生からは「新米医師ではあるが、直接患者とコミュニケーションをとることが出来る」という声も多数聞こえてきます。
大病院の先輩医師から学ぶことも多くありますが、実際の現場に出て自分の頭で考え、行動できるのは地方の医師たちなのかもしれません。